Yojo hub / 尿もれ・骨盤

「年のせい」で諦めてきた尿もれに、
別の答え

何ヶ月続けても変わらなかった骨盤底筋トレーニング。
PNFCは尿もれを「膀胱だけの問題」ではなく「腎と骨盤底の連鎖」として見立てます。

秋の街角、くしゃみの一瞬に身を固くする後ろ姿
Key points / このページの要点
  • 尿もれは膀胱だけの問題ではなく、腎と骨盤底の連鎖として見立てます。
  • 骨盤の深層は、意識して締める筋ではありません。締めるほど表面が固まり、深層は眠ったままになります。
  • 手当ては呼吸・内臓の位置・骨盤の傾きという上流から。最後に深層が自分から起き上がります。

声に出しにくい不安を、ひとりで抱えてきた

くしゃみが出る一瞬、身体のどこかがふっと固くなる。長い外出の前に、トイレの位置を先に確かめるようになる。家族にも友人にも、なかなか口に出せない種類の不安です。

ある地域のセミナーで8名の女性にお話を伺ったところ、7〜8名が膀胱に関する悩みを抱えていました。声に出す機会がないだけで、同じ不安を持つ方はこれだけ多い。PNFCの現場でも、この割合は変わりません。産後から戻りきらない方も、更年期のころから急に出てきた方も。尿もれは、年齢だけの問題ではないのです。

外出前の玄関で、ドアに手をかけたまま立ち止まる後ろ姿
長い外出の前に、ひとつ確かめてから出る。

尿もれは膀胱だけの問題ではなく、腎と骨盤底の連鎖

東洋医学の観点では、膀胱と腎は表裏一体の関係にあります。腎が弱ると、膀胱を支える水の巡りが停滞します。腎という上流が動くと、膀胱という下流は自然についてくる。だから見立ては尿もれではなく、ひとつ上流の腎から始めます。

和庭の湧き水が細り、竹の樋から手水鉢へ滴るだけになっている
上流の湧き水が細ると、下の鉢は満ちない。

そしてPNFCは、骨盤の深層部を「意識的に動かす対象」とは見ていません。本来、意識せずに働く深層の筋です。意識的に収縮させようとすると、表面の筋ばかりが固まり、本当に動かしたい深層は眠ったままになります。

何ヶ月続けても変わらなかったのは、力不足ではありません。順番が逆だったのです。

冬の腎が冷えたとき、膀胱は一番先に応答する

概念図 / 五行と五臓の循環

木 / 肝 芽吹き・巡り 火 / 心 発散・喜び 晩夏 土 / 脾 受け入れ・消化 金 / 肺 手放し・潤い 水 / 腎 蓄え・休息 めぐる順序 春の肝が動き 夏の心へ送られる 晩夏の脾が受けとめ 秋の肺が手放し 冬の腎に蓄えられる 陰陽五行の相生図 / 風流PNFC 作図

五行の円は途切れることがありません。冬至の前後、腎臓がもっとも硬くなるという年次パターンがあります。腎が硬くなると、そこから膀胱系へと波及し、水の巡りが止まる。寒い季節に尿もれや頻尿が悪化する方が多いのは、この経路のせいです。

膀胱と腎は表裏の関係にある。腎という上流を動かすと、膀胱という下流は自然についてくる。だから養生は、尿もれを起点にして、ひとつ上流の腎へとさかのぼっていくのです。

上流から手をつけると、骨盤底まで届く

PNFCの骨盤への手当ては、深部の意識的な収縮からは始めません。呼吸、内臓の位置、骨盤の傾き。これらを上流から順番に整えていくと、最後に深層が自分から起き上がってきます。30年以上の臨床と月間200名以上の現場で、この順番を繰り返し確かめてきました。

朝目覚めたとき、骨盤まわりが内側から軽い。その日常は、深部を意識的に締めることでは届きません。上流が整った先にしか、その朝は来ないのです。

朝、布団の上で軽く伸びをする後ろ姿。障子から柔らかい光
骨盤まわりが内側から軽い朝は、上流が整った先にしか来ない。

「意識せずに働く深層」を呼び戻す実技もあります。赤ちゃんが力まず立ち上がる仕組みを大人の身体で呼び覚ます原始姿勢反射の一日講習。毎日の歩みから骨盤の安定を取り戻すムービング・ステップ 個人レッスン。どちらも、深層を「締める」のではなく「起こす」という、同じ順番の上にあります。

What comes next

その先で分かること

風流の里の尿もれ・骨盤の記事は、この順番で深くなっていきます。

  1. 入口を知るくしゃみの前にふと身体を固めてしまう方へ。深部の収縮では届かない場所を、腎と骨盤底の連鎖から読む
  2. 続けても変わらなかった、その先何ヶ月続けても変わらないのはなぜか。「強くする」では届かない場所を、深層の眠りから読み解く
  3. 季節から読む毎年冬になると症状が強くなる方へ。冬の冷えが骨盤底に与える影響を読み解く
  4. 上流から手をつける腎の働きを支える腰、骨盤、深層の筋。上流から順に整えると、最後に深層が目を覚ます

連鎖の全体を、ひとりで同時に見立てるのは構造的に難しいことです。どこで詰まっているかを見るには、複数の層を同時に読む目が要ります。記事は、その全体図を先に手渡すために書かれています。

段階ごとの記事は、風流会員のサイト「風流の里」で読めます。

月¥2,980(税込)・いつでも解約できます。風流レターは、季節ごとの身体の見方を手紙で受け取るところから始められます。

Articles

尿もれ・骨盤の記事

「鍛える」から離れて、連鎖の読み方から書かれた記事です。

  • ケーゲル体操だけでは尿漏れが改善しない理由
  • 冬に尿漏れが悪化するのは偶然ではない
  • 尿漏れの奥にある「水の巡り」の問題
  • 内ももと骨盤底は、つながっている
  • 尿漏れは女性だけの悩みではない
  • 丹田を知ると、骨盤底が変わる
  • 冷えと尿漏れをつなぐ腎の一本道
  • くしゃみの前にふと身体を固めてしまう方へ
  • セミナーで体験した「あの感覚」をもう一度。

ここに挙げたのは一部です。尿もれ・骨盤の記事は全9本。すべて風流会員のサイト「風流の里」で読めます。

FAQ

よくある質問

骨盤底筋トレーニングを続けても変わらないのは、なぜですか?
骨盤の深層は本来、意識せずに働く筋です。意識的に締めようとすると表面ばかりが固まり、本当に動かしたい深層は眠ったままになります。PNFCは「鍛える」のではなく、働く順番を取り戻す側から見立てます。
尿もれは年齢のせいですか?
年齢だけの問題ではありません。東洋医学では膀胱と腎は表裏一体で、腎という上流が動くと膀胱という下流は自然についてきます。だから見立ては、尿もれのひとつ上流から始めます。
人に伝えられるようになる道はありますか?
あります。尿もれ対策・予防アドバイザー養成講座では、自分の身体を整えながら、人にも伝えられるところまでを一日で学びます。東京・代々木の対面講座です。
記事はどこで読めますか?
尿もれ・骨盤カテゴリの記事は、風流会員のサイト「風流の里」で読み放題です。まずは風流レターで、季節ごとの身体の見方を手紙で受け取ることもできます。

本ページは身体の見方のご紹介です。医療行為ではなく、感じ方・変化のあらわれ方には個人差があります。診断・治療を要する症状は医療機関へのご相談を優先してください。

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